昆陽池公園調査をおこないました【2022年2月16日】
2022.02.16
2月16日(水)13:30~15:40
調査員4名
普段立入ることができない「野鳥の島」の調査を実施しました。(※伊丹市の職員が同行)
風が冷たく、雪まで降ってきてくじけそうになりながらも、たくさんの冬越しの昆虫を観察することができました。いつも調査をしている場所と、同じような調査結果になりましたが、ほ乳類の足跡、糞、巣穴などを見つけることができました。
また、別の季節に調査したら、新たな発見ができるかもしれませんね。
〇観察されたいきもの
<チョウ目>フユシャクの仲間(メス)、ゴマダラチョウ(幼虫)、オオバコヤガ(幼虫)、マダラマルハヒロズコガ(幼虫)
<コウチュウ目>ヒメカメノコハムシ、ナミテントウ、モンクチビルテントウ、ハナムグリの仲間(幼虫)
<カメムシ目>クヌギカメムシ(卵、1齢幼虫)、イネクロカメムシ、ツヤアオカメムシ、ヨコヅナサシガメ(幼虫)、ウシカメムシ、ヒメホシカメムシ
<バッタ目>ヒメクダマキモドキ(卵)
<その他の昆虫>
カマキリ(卵)、クロゴキブリ(卵)、モリチャバネゴキブリ(幼虫)、ヒゲジロハサミムシ
<昆虫以外のいきもの>
イッスンムカデ、オカダンゴムシ、サトヤマワラジムシ、マクラギヤスデ、ヒメヤスデ、ナミギセル、ジグモ(巣)
上空から見た「野鳥の島」です。島は、カワウのねぐら兼営巣地になっています。
私たちが島に立入ると、カワウが逃げます。そのすきにカラスが卵を持ち去っていました(;’∀’)
クヌギカメムシの卵から、幼虫が孵化してくる様子を観察できました。もうそんな季節なのですね・・・
朽ち木をめくって調査します。ヒゲジロハサミムシやダンゴムシなどがいました。
樹皮にヒメカメノコハムシ、モンクチビルテントウ発見!
クロゴキブリの卵フユシャクの仲間のメスエノキの木の下でゴマダラチョウの越冬幼虫を探していてたらマダラマルハヒロズコガの幼虫がたくさんいました。エノキの落ち葉にくっついて越冬中のゴマダラチョウの幼虫を見つけました!ゴマダラチョウの顔はいつ見ても可愛いですね( *´艸`)
カマキリ(チョウセンカマキリ)の卵も見つかりました。
逆さ昆虫館です(*^^*)